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マウスピース矯正で口が乾く!
このままで大丈夫?

マウスピース矯正を始めてから、「なんだか口の中が乾きやすくなった気がする…」と感じる方はいませんか?実は、口の乾き(ドライマウス)はマウスピース矯正中によくみられる症状のひとつです。唾液は、口の中を潤すだけでなく、食べかすを洗い流したり、細菌の繁殖を抑えたり、口腔の健康を守るうえで欠かせない存在です。

今回は、マウスピース矯正中に口が乾く原因や注意点、そして快適に治療を続けるための対策につい て、わかりやすく解説します。

マウスピース矯正で
口が乾く4つの原因

マウスピース矯正中に口の乾きを感じる方は少なくありません。装置の性質や生活習慣の変化など、いくつかの要因が重なることで唾液分泌や循環が低下し、口腔内が乾燥しやすくなります。ここでは主な原因を4つに分けて解説します。

原因

唾液が
行き渡りにくい

唾液が行き渡りにくい

マウスピースをつけると歯が全体的に覆われるため、唾液が歯や粘膜に触れにくくなります。その結果、口の中に潤いを感じにくくなり、乾いたりネバついたりしやすくなります。

原因

口呼吸になりやすい

口呼吸になりやすい

装着直後の違和感や圧迫感で、無意識に口で呼吸してしまう方もいます。特に睡眠中は口が開いたままになりやすく、舌や頬の内側が乾いて朝に「口の中がカラカラする」と感じることがあります。

原因

水分摂取が減る

水分摂取が減る

マウスピース矯正では、水以外の飲み物を飲むときは一度外す必要があります。そのため「面倒だから」と水分を取る回数が減り、気づかないうちに口の中が乾きやすくなることがあります。

原因

ストレスや体調の
影響

ストレスや体調の影響

矯正治療が始まると、装置への慣れや歯の動きに対する不安などからストレスを感じることがあります。緊張や疲れが続くと自律神経のバランスが乱れ、唾液の分泌が減少することがあります。

口の乾きによって起こるリスク

口の乾燥を放置すると快適さだけでなく、口腔内の健康にも影響が及びます。唾液の働きが低下することで、どさまざまなトラブルの原因になるため注意が必要です。

リスク1. むし歯リスク上昇

むし歯リスク上昇
唾液には、歯の表面を修復する再石灰化という働きがあります。乾燥によって唾液量が減ると、この再石灰化が十分に発揮されず、むし歯の発症リスクが高くなります。

リスク2. 口臭の悪化

口臭の悪化
唾液が減ると、口の中の自浄作用が弱まり、細菌が増えやすくなります。これにより、口の中で細菌が発するガスや老廃物がたまりやすくなり、不快な口臭の原因になります。

リスク3. 口内炎などができやすい

リスク3. 口内炎などができやすい
乾燥すると粘膜が敏感になり、マウスピースの着脱時に舌や頬を傷つけやすくなります。そのため、口内炎や炎症が起こりやすくなります。

マウスピース矯正中の乾燥対策

マウスピース矯正中に口の乾きを感じる場合は、日常生活の中で少し工夫を取り入れることが大切です。乾燥を放置すると、むし歯や口臭などのトラブルにつながることもあるため、以下のポイントを意識してみましょう。

こまめな水分補給

マウスピース装着中は、水を少しずつ飲む習慣をつけましょう。マウスピースを外すのが面倒でも、水であれば装着したまま飲めます。意識して水分を取ることで、口腔内の潤いを保ちやすくなります。

就寝中の加湿を
意識する

エアコンや暖房を使用する時期は、室内の湿度が低下しやすくなります。湿度を50〜60%に保つことで乾燥を防ぎやすくなります。特に就寝中は口呼吸が起こりやすいため、加湿器の使用がおすすめです。

鼻呼吸を心がける

口呼吸が続くと、乾燥や口臭の原因になります。普段から鼻呼吸を意識し、鼻づまりがある場合は耳鼻科での治療を検討しましょう。日頃から注意して防ぐことで、予防につながります。

唾液腺マッサージ
をする

耳の下やあごの下などにある唾液腺をやさしく指で押したり、円を描くようにマッサージしたりすることで、唾液の流れがよくなり、口の中の乾きをやわらげることができます。

保湿ジェルや
スプレーの活用

口腔用の保湿ジェルやスプレーを使うのも効果的です。就寝前に使用すると、朝起きたときの乾燥感が軽減されることがあります。ドラッグストアなどで手に入るため、乾燥が強い方は取り入れてみましょう。

乾燥対策で快適な
マウスピース矯正ライフを

マウスピース矯正中の口の乾きは、放置すると虫歯・口臭・不快感などのトラブルにつながるため、日常のちょっとした工夫で早めに対策することが大切です。

アップル歯科では、患者さま一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせたケア方法をアドバイスしています。「乾燥がつらい」「快適に矯正を続けたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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