マウスピース矯正の追加アライナーは必要?

マウスピース矯正では、治療を始める前の段階で使用するアライナーの総枚数が決定されます。しかし、治療の途中で歯の動きにズレが生じたり、予期しないトラブルが起きたりすると、追加のアライナー必要になることがあります。
今回は、マウスピース矯正中に登場する「追加アライナー」とは何か、そしてなぜ必要になるのかをわかりやすく解説します。
追加アライナーが
必要になる3つの理由
マウスピース矯正の途中で、追加の対応が必要になることもあります。そ以下のような代表的な3つのケースでは、矯正医の判断のもと追加アライナーが作製され、治療を進めます。
治療計画通りに進んでいない

アライナーの破損や紛失

仕上げの微調整が必要

これだけ守ればOK!
追加アライナーを減らす方法
追加アライナーは治療を成功させるための1つの方法ですが、できるだけ作製せずに済むよう心がけることも大切です。次の3つのポイントを意識することで、よりスムーズに治療が進み、追加アライナーが必要になるリスクも軽減できます。
装着時間を守る

アライナーは1日20〜22時間以上の装着が推奨されています。装着時間が短いと歯の移動が計画通りに進まず、追加アライナーが必要になる原因になります。
チューイーを活用する

マウスピースをしっかり歯にフィットさせるために、専用のチューイーを使用しましょう。浮きが生じないよう正しく装着することで、マウスピース本来の矯正力が発揮され、歯がしっかりと動いていきます。
定期検診を怠らない

決められたスケジュールどおりに通院することが大切です。矯正医がアライナーの状況や歯の動きを確認します。自己判断で通院を延期するのは避けましょう。
追加アライナーのよくあるご質問
Q1. 追加アライナーは
必ず発生しますか?
A. 必ずではありません。装着状況や歯の動きに個人差があるため、どれだけ丁寧に進めていても微調整が必要になることもあります。
Q2. 追加アライナーの
費用はかかりますか?
A. 当院の場合規定内(プランによって異なる)に含まれる追加アライナーには費用はかかりません。装置・プランによってトータルの枚数や期間が定められていますので、治療前にご確認ください。
ただし、医院によっては追加アライナーに費用が必要な場合もあるようですので、初診時に聞いておくと安心です。
Q3. 追加アライナーになると
治療期間は延びますか?
A. はい、通常は再スキャンから新しいアライナーが届くまで数週間かかります。追加アライナーの装着期間も加わるため、全体の治療期間は延びます。